ペダルの周り心地で、ペダリングの快適さが変わります。
廉価ペダルはグリスアップしないとゴリゴリ回りになってしまいます。
廉価版ペダル。基本的にロードバイクの完成車は、ペダルがセットされていません。そこで自分で購入することになります。しかし、初心者はなんでもいいや!と適当なペダルを選びがちです。もしくはサービスでつけてくれるショップもあるかもしれません。
ただ、このペダルは安いケースが多いため、1年くらいするとゴリゴリと回らなくなります。この現象に出会うと、ペダリング・クランクを回すとなんだかポキッと足首で感じるようになります。
どこが原因かと探るなら、まずはペダルを疑います。
今回は、廉価版のペダルをグリスアップする練習をしていきましょう。
分解
まずはペダルをよくみましょう。
今回のお供は、「VP-467」というペダルです。
シルバーでクラシックなフレームにぴったりのルックスです。
安いために、つくりが悪い部分もあって、今回開けてみたらグリスが抜けていて砂が入ってるかのような回り方でした。
清掃・グリスアップ
これを掃除してグリスアップしていきます。
まず、黒い樹脂キャップの蓋をマイナスドライバーとかで外します。
すると、六角のボルトが見えてきます。
まずは、中のボルトを回して外します。
古いと、硬くしまっている可能性もありますので、これをクランク側のボルトをレンチで押さえながら回転しないようにしつつ、逆側、つまり外側のボルトをラチェットレンチで回します。
ゴリゴリが強いと、結構きつめに入ってることもあります。
玉押しでベアリング
外すと中にはボールが入っていて、このボールが回転を支えています。
そうすると、全部なくさないように取り出します。
下に紙コップとかトレーをセットして、逆側に落とすと簡単です。
グリスが汚れているはずなので、ディグリーザーでキレイにしてから、グリスを入れて玉を戻します。
玉押しをかぶせてクルクル回るようにします。
力一杯締めると、回りません。
グラグラしない程度とクルクル回るを両立するのは難しいかもしれませんが、何度も納得いくようにやってみるといいです。
あとはキャップをかぶせて閉めます。
雨が入ってきて、グリスを流してしまうかもしれないので、キャップの内側にもグリスを塗って防水します。
できあがり。