MTBフロントシングル化してからのメリット・デメリット感じたこと

我が家には、通勤用のMTBがあります。

今回も、化石化した26インチMTBをいじっていきましょう。

化石と化した26インチMTBを街乗り化しよう。(タイヤ編)
しかも26インチの昔のMTBですから、フロント3枚リア10速のギア構成になっています。
基本通勤では、坂道は少なくアウターのみを使っている状態だったので、フロント1枚にしても大丈夫ということは想像できていました。

MTBフロントシングル化の理由

そしてもう一つMTBをフロントシングル化する理由がありました。またの機会に紹介しようと思いますが、ドロッパーシートポストを取り付けたのですが、ハンドルの位置にフロントディレイラーのレバーがあるとちょうど良い位置に取り付けられないことがストレスになっていたのです。そもそもフロント変速する機会はあまりないので、そのタイミングでフロントシングル化に踏み切りました。
ドロッパーシートポストの重量が重く、体感でも結構重く感じていたのも理由の一つ。

もともと付いていたDEORE M610シリーズのクランクをそのままで、3枚のリングを外して、アウターに一枚だけのチェーンリングを取り付けてフロントシングルにします。

早速チャレンジ作業!

1まずはチェーンとクランクを外します。


外したら流石にBB周りが汚かったのでお掃除します。
なかなかクランクを外す機会もないので、この際にグリースを入れ替えたり綺麗にしておきます。

フロントディレイラーも不要になるので、ケーブルとともに取り外します。

2チェーンリングを外し、シングル用のリングを取り付ける。

今回のリングは、試しの意味もあるので、台湾のフォーリアーズ。PCDは104。クランクへのボルト穴は4つでした。

ナローワイドのものを選びましょう。普通のチェーンリングだとチェーン落ちが多くなるかもしれませんね。外れたとしてもこれまでフロントディレイラーがフレームへの打撃を減らしてくれていたのですが、ディレイラーがなくなるので、BB付近のフレームへの防御が不安になります。

ちゃんと、ボルトの穴数は確認しましょうね。

もともとのアウターは42T。今回取り付けるのは38Tへ。
少しだけ軽くしました。通勤で下り坂で回す必要性はないので。
作業自体は簡単です。チェーンリングを取り付ける際に「ペグスパナ」がないと、ボルトとナットがどちらも周りますので、安全面を考えるとペグスパナがある方が良いでしょう。
私は手元になかったのですが、工具箱に入っていたチェーンの伸びを計測できる工具がピタリ幅だったのでそれを使いました。自己責任ですし、本当はやめた方が良いです。

上が新しい38T、下がこれまでの42T

3チェーンを戻して、確認。

今回は簡単な作業は書いていませんが、特にチェーンやクランクの外し方などできる方に向けて書いています。この辺りの簡単な作業はまた書いていこうと思います。
チェーンラインが気になっていたのですが、アウターを使っていたので、その時と変わらないのでリアディレイラー調整も不要でした。チェーンの長さも変更せずに対応可能でした。見た目もスッキリしますね。


今回38Tにしたわけですが、乗って走ってみてのメリット、デメリットを少し書いてみましょう。
これまでのアウターは42T。4T軽くなったわけですが、平地の巡航速度はほぼ変わらないと体感では思います。街乗り用ですので、サイコン類はつけていません。

メリット

普通に重量が軽くなる。
フロントシングルにすると、自動的にチェーンリング2枚(フロントトリプルでしたので)とフロントディレイラー、ケーブル類が不要になります。
街乗り用なので、重量はあまり気にしないのですが、我が家はマンションです。毎日エレベーターに乗せるのですが、小さいエレベーターで前輪を浮かせた状態で縦にして載せています。日常的にパワーを使うので、重量は少しでも軽い方が楽。

取り外した重量はおおよそ530g。

ドロッパーシートポストは700gくらいありましたので、元々のシートポストが200g程度とすると、ほぼプラマイゼロでしょうwww

まあ、ドロッパーのレバーの取り付け位置が確保できるのもメリットです。
何よりフロントディレイラーとチェーンとのスレを気にしなくて良くなりましたので精神衛生的にメリットはあるようです。

デメリット

チェーンの音が変化する。チェーンは落ちない!
シングル化のデメリットとしてはチェーン落ちが思い浮かびます。
しかしナローワイドのリングを取り付ければ、これまで100km程度の距離ですが、外れそうな気配はありません。
単純に普通のチェーンリングを2枚取っただけでは、落ちるかもしれませんが・・・。
ナローワイドのチェーンリングに変えて感じているのは、チェーンとリングの噛み合わせが抜けない(落ちない)分、チェーンが回る音が少し変化、シャリシャリコツコツ音が増えた気がします。でもそこは、気持ち良くも感じます。人によるでしょう。

街乗り用としてのMTBは、重量や速さとかを求めるよりも安全性や壊れにくさ、消耗品のコストなどが重要だと思いますし、何より自分でいじる事による愛着がある方が、メンテナンス頻度を高めることができるはず。

26インチのタイヤを27.5インチに変更させてもクリアランスは大丈夫そうな気がしているので、そういうカスタムにもチャレンジしてみたい気分です。いつかするかも・・・。

この記事を書いた人

rekisonvelo

自転車と観光、アウトドアやパソコン、株などいろいろなことに興味があります。